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この文書は WeeChat リレープロトコルについて述べたものです: リレープロトコルとは、WeeChat データをクライアントに中継するためのもので、多くの場合クライアントはリモートインターフェイスを指します。

1. はじめに

1.1. 用語

この文書では以下の用語を利用します:

  • リレー: これは relay プラグインを備えた WeeChat を指し、"サーバ" のように振る舞い、クライアント からの接続を受け付けます

  • クライアント: これは他のソフトウェアのことを指し、ネットワークを介して リレー に接続します; 多くの場合、クライアント はリモートインターフェイスのことを指します。

1.2. ネットワーク図

以下の図に示すように クライアントリレー に接続しています:

                                               ┌────────────────┐ ワークステーション
 ┌────────┐                                ┌───┤ クライアント 1 │ (Linux、Windows、
 │  irc   │◄──┐  ╔═══════════╤════════╗    │   └────────────────┘ BSD、Mac OS X ...)
 └────────┘   └──╢           │        ║◄───┘   ┌────────────────┐
   ......        ║  WeeChat  │ リレー ║◄───────┤ クライアント 2 │ 携帯デバイス
 ┌────────┐   ┌──╢           │        ║◄───┐   └────────────────┘ (Android、iPhone ...)
 │ jabber │◄──┘  ╚═══════════╧════════╝    │      ......
 └────────┘                                │   ┌────────────────┐
   ......                                  └───┤ クライアント N │ その他のデバイス
                                               └────────────────┘


└────────────┘   └────────────────────┘╘══════╛└──────────────────────────────────────┘
 ネットワーク           ncurses         リレー            リモートインターフェイス
    サーバ          インターフェイス   プロトコル
この文書で述べる全てのクライアントは リレー プラグインの weechat プロトコルを使っています。また リレー プラグインは IRC クライアントからの接続を受け入れることができます、この場合 リレー プラグインは IRC プロキシ のように振舞います (この文書では説明しません)。

2. プロトコルの一般的説明

  • リレー プラグインは新しい接続を受け入れるために IP/port をリッスンし、クライアント は TCP ソケットを使って リレー に接続します。

  • クライアント の数はオプション relay.network.max_clients で制限されています。

  • それぞれの クライアント が自分以外のクライアントと協調して動くことはできません。

  • クライアント から リレー へのメッセージを コマンド と呼び、これはテキスト形式 (文字列) で送信されます。

  • リレー から クライアント へのメッセージを メッセージ と呼び、これはバイナリデータとして送信されます。

3. コマンド (クライアント → リレー)

コマンドの書式は以下です:

(id) command arguments\n

フィールドは:

  • id: リレー からの応答に含まれる任意指定のメッセージ識別子; 識別子は必ず括弧で括り、アンダースコアを最初につけるのは禁止されています (アンダースコアが最初についている識別子は WeeChat event メッセージ用に予約されています)

  • command: コマンド (以下のテーブルを参照)

  • arguments: コマンドに対する任意指定の引数 (複数の引数を渡す場合は空白で区切ってください)。

利用可能なコマンドのリスト (詳しくは次の章を参照):

コマンド 説明

init

リレー 接続を初期化

hdata

hdata を要求

info

インフォ を要求

infolist

インフォリスト を要求

nicklist

ニックネームリスト を要求

input

バッファにデータを送信 (テキストまたはコマンド)

sync

バッファを同期: バッファの最新情報を取得

desync

バッファを非同期: バッファの更新を止める

quit

リレー から切断

3.1. init

リレー 接続を初期化。リレー に送るコマンドは必ずこのコマンドから始めてください。リレー がこのコマンドを受信していない場合、リレー は最初のコマンドを受け取った時点で警告無しに接続を閉じます。

構文:

init [<option>=<value>,[<option>=<value>,...]]

引数:

  • option: 以下のうちの 1 つ:

    • password: リレー の認証用パスワード (WeeChat の relay.network.password オプション)

    • compression: 圧縮タイプ:

      • zlib: リレー から受信するメッセージに対して zlib 圧縮を使う (リレーzlib 圧縮をサポートしている場合、デフォルトで有効化されます)

      • off: 圧縮を使わない

WeeChat バージョン 1.6 以上の場合、コンマをエスケープすることで value にコンマを設定可能です。例えば "foo,bar" というパスワードを送信するには init password=foo\,bar のように設定してください。

例:

# デフォルト設定の zlib を使用する例 (WeeChat がサポートする場合)
init password=mypass

# パスワードにコンマを含む値を設定する例 (WeeChat バージョン 1.6 以上の場合)
init password=mypass\,with\,commas

# 圧縮を使わない例
init password=mypass,compression=off

3.2. hdata

hdata を要求。

構文:

(id) hdata <path> [<keys>]

引数:

  • path: hdata へのパス、書式: "hdata:pointer/var/var/…​/var"、最後の var に対応する hdata が返されます:

    • hdata: hdata の名前

    • pointer: ポインタ ("0x12345") またはリスト名 (例: "gui_buffers") (番号も可能、以下を参照)

    • var: 親 hdata に含まれる変数名 (パスで言う 1 つ前の名前) (番号も可能、以下を参照)

  • keys: hdata で返すキーのコンマ区切りリスト (指定しなかった場合、全てのキーが返されます。強大な hdata 構造体の場合全てのキーを返すことはお勧めしません)

ポインタと変数の後に番号を指定することができます。書式は "(N)"。可能な値は:

  • 正数: N 回次の要素への反復を繰り返す

  • 負数: N 回前の要素への反復を繰り返す

  • *: 最後の要素まで、次の要素への反復を繰り返す

WeeChat バージョン 1.6 以上では、hdata へのパスが無効または NULL ポインタが見つかった場合、空の hdata が返されます (hdata オブジェクトの例を参照してください)。
1.6 よりも古いバージョンでは、何も返されません。

例:

# すべてのバッファを要求、"buffer" 型の hdata が返される
# それぞれのバッファについて "number" と "name" キーが返される
hdata buffer:gui_buffers(*) number,name

# バッファの全ての行を要求、"line_data" 型の hdata が返される
# 全てのキーが返される
hdata buffer:gui_buffers(*)/lines/first_line(*)/data

# 最初のバッファの完全な名前を要求
hdata buffer:gui_buffers full_name

# ホットリストの内容を要求
hdata hotlist:gui_hotlist(*)

3.3. info

インフォ を要求。

構文:

(id) info <name>

引数:

  • name: 読み出すインフォの名前

例:

info version

3.4. infolist

インフォリスト を要求。

インフォリストの内容は実際のデータの複製です。可能な限り hdata コマンドを使ってください、このコマンドはデータを直接読み出すことが可能です (高速、省メモリ、メッセージで返すオブジェクトのサイズが小さいです)。

構文:

(id) infolist <name> [<pointer> [<arguments>]]

引数:

  • name: 取得するインフォリストの名前

  • pointer: ポインタ (任意)

  • arguments: 引数 (任意)

例:

infolist buffer

3.5. nicklist

1 つまたは全てのバッファから ニックネームリスト を要求。

構文:

(id) nicklist [<buffer>]

引数:

  • buffer: ポインタ (0x12345) またはバッファの完全な名前 (例: core.weechat または irc.freenode.#weechat)

例:

# 全てのバッファのニックネームリストを要求
nicklist

# irc.freenode.#weechat のニックネームリストを要求
nicklist irc.freenode.#weechat

3.6. input

バッファにデータを送信。

構文:

input <buffer> <data>

引数:

  • buffer: ポインタ (0x12345) またはバッファの完全な名前 (例: core.weechat または irc.freenode.#weechat)

  • data: バッファに送信するデータ: / で始まる場合、バッファ内でコマンドとして実行されます、それ以外の場合、テキストはバッファの入力として送信されます。

例:

input core.weechat /help filter
input irc.freenode.#weechat hello!

3.7. sync

WeeChat バージョン 0.4.1 で更新。

更新を取得して 1 つまたは複数のバッファを同期。

バッファのデータ (行、…​) を要求した直後にこのコマンドを送信することをお勧めします。1 つのメッセージの中にこのコマンドを含める (改行文字 "\n" で区切る) ことで同時に送信できます。

構文:

sync [<buffer>[,<buffer>...] <option>[,<option>...]]

引数:

  • buffer: ポインタ (0x12345) またはバッファの完全な名前 (例: core.weechat または irc.freenode.#weechat); 全てのバッファを指定するには "*" を使ってください

  • options: 以下に挙げるキーワード、コンマ区切り ("*" に対するデフォルトは buffers,upgrade,buffer,nicklist、バッファに対するデフォルトは buffer,nicklist):

    • buffers: バッファに関するシグナルを受け取る (オープン/クローズ、移動、リネーム、マージ/アンマージ、隠す/隠さない); これは名前が "*" の場合のみ利用可能 (WeeChat バージョン 0.4.1 以上で利用可)

    • upgrade: WeeChat アップグレードに関するシグナルを受信 (アップグレード、アップグレードの終了); 名前が "*" のバッファに対してのみ利用可能 (WeeChat バージョン 0.4.1 以上で利用可)

    • buffer: バッファに関するシグナルを受信 (新しい行、型の変更、タイトルの変更、ローカル変数の追加/削除、buffers と同じバッファに関するシグナル) (WeeChat バージョン 0.4.1 で更新)

    • nicklist: 変更後にニックネームリストを受信

例:

# ニックネームリストを持つ全てのバッファを同期
# (3 つのコマンドは全て等価ですが、
# 将来のバージョンとの互換性を考慮して 1 つ目のコマンドを推奨します)
sync
sync *
sync * buffers,upgrade,buffer,nicklist

# コアバッファを同期
sync core.buffer

# #weechat チャンネルを同期、ニックネームリストは受信しない
sync irc.freenode.#weechat buffer

# 一般的なシグナル + #weechat チャンネルに対する全てのシグナルを取得
sync * buffers,upgrade
sync irc.freenode.#weechat

3.8. desync

WeeChat バージョン 0.4.1 で更新。

更新を中止して 1 つまたは複数のバッファの同期を中止。

バッファの オプション を削除します。バッファに対する一部のオプションがまだ有効な場合、クライアントはバッファに対するアップデートを受け取ります。

構文:

desync [<buffer>[,<buffer>...] <option>[,<option>...]]

引数:

  • buffer: ポインタ (0x12345) またはバッファの完全な名前 (例: core.weechat または irc.freenode.#weechat); 全てのバッファを指定するには "*" を使ってください

  • options: 以下に挙げるキーワード、コンマ区切り ("*" に対するデフォルトは buffers,upgrade,buffer,nicklist、バッファに対するデフォルトは buffer,nicklist): 値に関する詳しい情報は sync コマンドを参照してください

buffer に "*" を指定した場合、(名前を使って) 同期されている他のバッファは同期状態が保存されます。
このため "sync *"、"sync irc.freenode.#weechat"、"desync *" の順に送信した場合、WeeChat は #weechat チャンネルに対するアップデートを送信し続けます (アップデートを止めるには、明示してこれを中止しなければいけません)。

例:

# ニックネームリストを持つ全てのバッファの同期を中止
# (3 つのコマンドは全て等価ですが、
# 将来のバージョンとの互換性を考慮して 1 つ目のコマンドを推奨します)
desync
desync *
desync * buffers,upgrade,buffer,nicklist

# #weechat チャンネルのニックネームリストの同期を中止 (バッファは同期する)
desync irc.freenode.#weechat nicklist

# #weechat チャンネルの同期を中止
desync irc.freenode.#weechat

3.9. test

テストコマンド: WeeChat は様々な種類のオブジェクトを返します。

このコマンドは WeeChat が返すバイナリオブジェクトのデコーディングをテストする際に便利です。

このコマンドが返したポインタ値を絶対に使ってはいけません、ポインタ値は無効です。このコマンドを WeeChat が返すメッセージのデコーディングをテストする場合以外に使わないでください。

構文:

test

例:

test

返されるオブジェクト (以下の順番):

型 (メッセージ中)

char

chr

65 ("A")

integer

int

123456

integer

int

-123456

long

lon

1234567890

long

lon

-1234567890

string

str

"a string"

string

str

""

string

str

NULL

buffer

buf

"buffer"

buffer

buf

NULL

pointer

ptr

0x1234abcd

pointer

ptr

NULL

time

tim

1321993456

string の配列

arr str

[ "abc", "de" ]

integer の配列

arr int

[ 123, 456, 789 ]

3.10. ping

WeeChat バージョン 0.4.2 以上で利用可。

WeeChat にメッセージ "_pong" と同じ引数を持つ返信 ping を送信。

このコマンドは WeeChat との接続がまだ保持されいることの確認と応答時間を計測する場合に便利です。

構文:

ping [<arguments>]

例:

ping 1370802127000

3.11. quit

リレー から切断。

構文:

quit

例:

quit

4. メッセージ (リレー → クライアント)

メッセージは以下の書式でバイナリデータとして送信されます (サイズはバイト単位):

┌────────╥─────────────╥────╥────────┬──────────╥───────╥────────┬──────────┐
│ length ║ compression ║ id ║ type 1 │ object 1 ║  ...  ║ type N │ object N │
└────────╨─────────────╨────╨────────┴──────────╨───────╨────────┴──────────┘
 └──────┘ └───────────┘ └──┘ └──────┘ └────────┘         └──────┘ └────────┘
     4          1        ??      3        ??                 3        ??
 └────────────────────┘ └──────────────────────────────────────────────────┘
       ヘッダ (5)                        圧縮されたデータ (??)
 └─────────────────────────────────────────────────────────────────────────┘
                               'length' バイト
  • length (符号なし整数型): メッセージ全体のバイト数 (このフィールドを含む)

  • compression (バイト型): フラグ:

    • 0x00: これ以降のデータは圧縮されていません

    • 0x01: これ以降のデータは zlib で圧縮されています

  • id (文字列型): クライアントが送信した識別子 (コマンド名の前につけられる); コマンドに識別子が含まれない場合は空文字列でも可 (内容を含まない長さゼロの文字列)

  • type (3 文字): 型の種類: 3 文字 (以下の表を参照)

  • object: オブジェクト (以下の表を参照)

4.1. 圧縮

compression フラグが 0x01 の場合、これ以降の 全ての データは zlib で圧縮されているため、処理前に必ず展開してください。

4.2. 識別子

識別子 (id) には 2 種類あります:

  • クライアント が送信する id: リレーid を含む受信メッセージに対して同じ id を付けて応答します。

  • イベントの id: 一部のイベントで、リレークライアント に向けて特別な、アンダースコアで始まる、id を含むメッセージを送信します (以下の表を参照)

WeeChat の予約識別子:

識別子 sync で受信 送信されるデータ 説明 推奨するクライアントの挙動

_buffer_opened

buffers / buffer

hdata: buffer

バッファのオープン

バッファを開く

_buffer_type_changed

buffers / buffer

hdata: buffer

バッファの種類変更

バッファの種類を変更

_buffer_moved

buffers / buffer

hdata: buffer

バッファの移動

バッファを移動

_buffer_merged

buffers / buffer

hdata: buffer

バッファのマージ

バッファをマージ

_buffer_unmerged

buffers / buffer

hdata: buffer

バッファのアンマージ

バッファをアンマージ

_buffer_hidden

buffers / buffer

hdata: buffer

バッファを隠す

バッファを隠す

_buffer_unhidden

buffers / buffer

hdata: buffer

バッファを隠すことを止める

バッファを隠すことを止める

_buffer_renamed

buffers / buffer

hdata: buffer

バッファのリネーム

バッファをリネーム

_buffer_title_changed

buffers / buffer

hdata: buffer

バッファのタイトル変更

バッファのタイトルを変更

_buffer_localvar_added

buffers / buffer

hdata: buffer

ローカル変数の追加

バッファに対するローカル変数を追加

_buffer_localvar_changed

buffers / buffer

hdata: buffer

ローカル変数の変更

バッファに対するローカル変数を変更

_buffer_localvar_removed

buffers / buffer

hdata: buffer

ローカル変数を削除

バッファからローカル変数を削除

_buffer_closing

buffers / buffer

hdata: buffer

バッファのクローズ

バッファを閉じる

_buffer_cleared

buffer

hdata: buffer

バッファのクリア

バッファをクリア

_buffer_line_added

buffer

hdata: line

バッファへの行追加

バッファに行を表示

_nicklist

nicklist

hdata: nicklist_item

バッファのニックネームリスト

ニックネームリストを置換

_nicklist_diff

nicklist

hdata: nicklist_item

バッファに対するニックネームの差分

ニックネームリストを更新

_pong

(常に)

string: ping arguments

"ping" に対する応答

応答時間の測定

_upgrade

upgrade

(空)

WeeChat のアップグレード中

WeeChat との同期を中止 (または切断)

_upgrade_ended

upgrade

(空)

WeeChat のアップグレード終了

WeeChat との同期および再同期

4.2.1. _buffer_opened

このメッセージは WeeChat が "buffer_opened" シグナルを送信する際にクライアントに送られます。

hdata として送られるデータ:

名前 説明

number

integer

バッファ番号 (1 以上)

full_name

string

完全な名前 (例: irc.freenode.#weechat)

short_name

string

短い名前 (例: #weechat)

nicklist

integer

バッファがニックネームリストを持つ場合 1、それ以外は 0

title

string

バッファのタイトル

local_variables

hashtable

ローカル変数

prev_buffer

pointer

前のバッファへのポインタ

next_buffer

pointer

次のバッファへのポインタ

例: freenode の #weechat チャンネルに参加、新しいバッファは irc.freenode.#weechat:

id: '_buffer_opened'
hda:
  keys: {'number': 'int', 'full_name': 'str', 'short_name': 'str', 'nicklist': 'int',
         'title': 'str', 'local_variables': 'htb', 'prev_buffer': 'ptr', 'next_buffer': 'ptr'}
  path: ['buffer']
  item 1:
    __path: ['0x35a8a60']
    number: 3
    full_name: 'irc.freenode.#weechat'
    short_name: None
    nicklist: 0
    title: None
    local_variables: {'plugin': 'irc', 'name': 'freenode.#weechat'}
    prev_buffer: '0x34e7400'
    next_buffer: '0x0'

4.2.2. _buffer_moved

このメッセージは WeeChat が "buffer_moved" シグナルを送信する際にクライアントに送られます。

hdata として送られるデータ:

名前 説明

number

integer

バッファ番号 (1 以上)

full_name

string

完全な名前 (例: irc.freenode.#weechat)

prev_buffer

pointer

前のバッファへのポインタ

next_buffer

pointer

次のバッファへのポインタ

例: バッファ irc.freenode.#weechat を番号 2 に移動:

id: '_buffer_moved'
hda:
  keys: {'number': 'int', 'full_name': 'str', 'prev_buffer': 'ptr', 'next_buffer': 'ptr'}
  path: ['buffer']
  item 1:
    __path: ['0x34588c0']
    number: 2
    full_name: 'irc.freenode.#weechat'
    prev_buffer: '0x347b9f0'
    next_buffer: '0x3471bc0'

4.2.3. _buffer_merged

このメッセージは WeeChat が "buffer_merged" シグナルを送信する際にクライアントに送られます。

hdata として送られるデータ:

名前 説明

number

integer

バッファ番号 (1 以上)

full_name

string

完全な名前 (例: irc.freenode.#weechat)

prev_buffer

pointer

前のバッファへのポインタ

next_buffer

pointer

次のバッファへのポインタ

例: バッファ irc.freenode.#weechat をバッファ #2 とマージ:

id: '_buffer_merged'
hda:
  keys: {'number': 'int', 'full_name': 'str', 'prev_buffer': 'ptr', 'next_buffer': 'ptr'}
  path: ['buffer']
  item 1:
    __path: ['0x4db4c00']
    number: 2
    full_name: 'irc.freenode.#weechat'
    prev_buffer: '0x4cef9b0'
    next_buffer: '0x0'

4.2.4. _buffer_unmerged

このメッセージは WeeChat が "buffer_unmerged" シグナルを送信する際にクライアントに送られます。

hdata として送られるデータ:

名前 説明

number

integer

バッファ番号 (1 以上)

full_name

string

完全な名前 (例: irc.freenode.#weechat)

prev_buffer

pointer

前のバッファへのポインタ

next_buffer

pointer

次のバッファへのポインタ

例: バッファ irc.freenode.#weechat をアンマージ:

id: '_buffer_unmerged'
hda:
  keys: {'number': 'int', 'full_name': 'str', 'prev_buffer': 'ptr', 'next_buffer': 'ptr'}
  path: ['buffer']
  item 1:
    __path: ['0x4db4c00']
    number: 3
    full_name: 'irc.freenode.#weechat'
    prev_buffer: '0x4cef9b0'
    next_buffer: '0x0'

4.2.5. _buffer_hidden

WeeChat バージョン 1.0 以上で利用可。

このメッセージは WeeChat が "buffer_hidden" シグナルを送信する際にクライアントに送られます。

hdata として送られるデータ:

名前 説明

number

integer

バッファ番号 (1 以上)

full_name

string

完全な名前 (例: irc.freenode.#weechat)

prev_buffer

pointer

前のバッファへのポインタ

next_buffer

pointer

次のバッファへのポインタ

例: バッファ irc.freenode.#weechat を隠す:

id: '_buffer_hidden'
hda:
  keys: {'number': 'int', 'full_name': 'str', 'prev_buffer': 'ptr', 'next_buffer': 'ptr'}
  path: ['buffer']
  item 1:
    __path: ['0x4db4c00']
    number: 2
    full_name: 'irc.freenode.#weechat'
    prev_buffer: '0x4cef9b0'
    next_buffer: '0x0'

4.2.6. _buffer_unhidden

WeeChat バージョン 1.0 以上で利用可。

このメッセージは WeeChat が "buffer_unhidden" シグナルを送信する際にクライアントに送られます。

hdata として送られるデータ:

名前 説明

number

integer

バッファ番号 (1 以上)

full_name

string

完全な名前 (例: irc.freenode.#weechat)

prev_buffer

pointer

前のバッファへのポインタ

next_buffer

pointer

次のバッファへのポインタ

例: バッファ irc.freenode.#weechat を隠すことを止める:

id: '_buffer_unhidden'
hda:
  keys: {'number': 'int', 'full_name': 'str', 'prev_buffer': 'ptr', 'next_buffer': 'ptr'}
  path: ['buffer']
  item 1:
    __path: ['0x4db4c00']
    number: 3
    full_name: 'irc.freenode.#weechat'
    prev_buffer: '0x4cef9b0'
    next_buffer: '0x0'

4.2.7. _buffer_renamed

このメッセージは WeeChat が "buffer_renamed" シグナルを送信する際にクライアントに送られます。

hdata として送られるデータ:

名前 説明

number

integer

バッファ番号 (1 以上)

full_name

string

完全な名前 (例: irc.freenode.#weechat)

short_name

string

短い名前 (例: #weechat)

local_variables

hashtable

ローカル変数

例: プライベートバッファを FlashCode から Flash2 にリネーム:

id: '_buffer_renamed'
hda:
  keys: {'number': 'int', 'full_name': 'str', 'short_name': 'str', 'local_variables': 'htb'}
  path: ['buffer']
  item 1:
    __path: ['0x4df7b80']
    number: 5
    full_name: 'irc.freenode.Flash2'
    short_name: 'Flash2'
    local_variables: {'server': 'freenode', 'plugin': 'irc', 'type': 'private',
                      'channel': 'FlashCode', 'nick': 'test', 'name': 'local.Flash2'}

4.2.8. _buffer_title_changed

このメッセージは WeeChat が "buffer_title_changed" シグナルを送信する際にクライアントに送られます。

hdata として送られるデータ:

名前 説明

number

integer

バッファ番号 (1 以上)

full_name

string

完全な名前 (例: irc.freenode.#weechat)

title

string

バッファのタイトル

例: チャンネル #weechat のトピックを変更:

id: '_buffer_title_changed'
hda:
  keys: {'number': 'int', 'full_name': 'str', 'title': 'str'}
  path: ['buffer']
  item 1:
    __path: ['0x4a715d0']
    number: 3
    full_name: 'irc.freenode.#weechat'
    title: 'Welcome on #weechat!  https://weechat.org/'

4.2.9. _buffer_cleared

WeeChat バージョン 1.0 以上で利用可。

このメッセージは WeeChat が "buffer_cleared" シグナルを送信する際にクライアントに送られます。

hdata として送られるデータ:

名前 説明

number

integer

バッファ番号 (1 以上)

full_name

string

完全な名前 (例: irc.freenode.#weechat)

例: バッファ irc.freenode.#weechat をクリア:

id: '_buffer_cleared'
hda:
  keys: {'number': 'int', 'full_name': 'str'}
  path: ['buffer']
  item 1:
    __path: ['0x4a715d0']
    number: 3
    full_name: 'irc.freenode.#weechat'

4.2.10. _buffer_type_changed

このメッセージは WeeChat が "buffer_type_changed" シグナルを送信する際にクライアントに送られます。

hdata として送られるデータ:

名前 説明

number

integer

バッファ番号 (1 以上)

full_name

string

完全な名前 (例: irc.freenode.#weechat)

type

integer

バッファの種類: 0 = 書式あり (デフォルト)、1 = 自由内容

例: バッファ script.scripts の種類を書式あり (0) から自由内容 (1) に変更:

id: '_buffer_type_changed'
hda:
  keys: {'number': 'int', 'full_name': 'str', 'type': 'int'}
  path: ['buffer']
  item 1:
    __path: ['0x27c9a70']
    number: 4
    full_name: 'script.scripts'
    type: 1

4.2.11. _buffer_localvar_added

このメッセージは WeeChat が "buffer_localvar_added" シグナルを送信する際にクライアントに送られます。

hdata として送られるデータ:

名前 説明

number

integer

バッファ番号 (1 以上)

full_name

string

完全な名前 (例: irc.freenode.#weechat)

local_variables

hashtable

ローカル変数

例: irc.freenode.#weechat にローカル変数 test を追加:

id='_buffer_localvar_added', objects:
hda:
  keys: {'number': 'int', 'full_name': 'str', 'local_variables': 'htb'}
  path: ['buffer']
  item 1:
    __path: ['0x4a73de0']
    number: 3
    full_name: 'irc.freenode.#weechat'
    local_variables: {'server': 'freenode', 'test': 'value', 'plugin': 'irc',
                      'type': 'channel', 'channel': '#weechat', 'nick': 'test',
                      'name': 'freenode.#weechat'}

4.2.12. _buffer_localvar_changed

このメッセージは WeeChat が "buffer_localvar_changed" シグナルを送信する際にクライアントに送られます。

hdata として送られるデータ:

名前 説明

number

integer

バッファ番号 (1 以上)

full_name

string

完全な名前 (例: irc.freenode.#weechat)

local_variables

hashtable

ローカル変数

例: irc.freenode.#weechat に含まれるローカル変数 test を更新:

id='_buffer_localvar_changed', objects:
hda:
  keys: {'number': 'int', 'full_name': 'str', 'local_variables': 'htb'}
  path: ['buffer']
  item 1:
    __path: ['0x4a73de0']
    number: 3
    full_name: 'irc.freenode.#weechat'
    local_variables: {'server': 'local', 'test': 'value2', 'plugin': 'irc',
                      'type': 'channel', 'channel': '#weechat', 'nick': 'test',
                      'name': 'freenode.#weechat'}

4.2.13. _buffer_localvar_removed

このメッセージは WeeChat が "buffer_localvar_removed" シグナルを送信する際にクライアントに送られます。

hdata として送られるデータ:

名前 説明

number

integer

バッファ番号 (1 以上)

full_name

string

完全な名前 (例: irc.freenode.#weechat)

local_variables

hashtable

ローカル変数

例: irc.freenode.#weechat からローカル変数 test を削除:

id: '_buffer_localvar_removed'
hda:
  keys: {'number': 'int', 'full_name': 'str', 'local_variables': 'htb'}
  path: ['buffer']
  item 1:
    __path: ['0x4a73de0']
    number: 3
    full_name: 'irc.freenode.#prout'
    local_variables: {'server': 'local', 'plugin': 'irc', 'type': 'channel',
                      'channel': '#weechat', 'nick': 'test', 'name': 'freenode.#weechat'}

4.2.14. _buffer_line_added

このメッセージは WeeChat が "buffer_line_added" シグナルを送信する際にクライアントに送られます。

hdata として送られるデータ:

名前 説明

buffer

pointer

バッファへのポインタ

date

time

メッセージの日付

date_printed

time

WeeChat メッセージを表示した日付

displayed

char

メッセージが表示される場合は 1、メッセージがフィルタされる (隠される) 場合は 0

highlight

char

行がハイライト部分を含む場合は 1、それ以外は 0

tags_array

string の配列

行に対するタグのリスト

prefix

string

プレフィックス

message

string

メッセージ

例: バッファ irc.freenode.#weechat でニックネーム FlashCode からの新しいメッセージ hello!:

id: '_buffer_line_added'
hda:
  keys: {'buffer': 'ptr', 'date': 'tim', 'date_printed': 'tim', 'displayed': 'chr',
         'highlight': 'chr', 'tags_array': 'arr', 'prefix': 'str', 'message': 'str'}
  path: ['line_data']
  item 1:
    __path: ['0x4a49600']
    buffer: '0x4a715d0'
    date: 1362728993
    date_printed: 1362728993
    displayed: 1
    highlight: 0
    tags_array: ['irc_privmsg', 'notify_message', 'prefix_nick_142', 'nick_FlashCode', 'log1']
    prefix: 'F06@F@00142FlashCode'
    message: 'hello!'

4.2.15. _buffer_closing

このメッセージは WeeChat が "buffer_closing" シグナルを送信する際にクライアントに送られます。

hdata として送られるデータ:

名前 説明

number

integer

バッファ番号 (1 以上)

full_name

string

完全な名前 (例: irc.freenode.#weechat)

例: WeeChat がバッファ irc.freenode.#weechat を閉じる:

id: '_buffer_closing'
hda:
  keys: {'number': 'int', 'full_name': 'str'}
  path: ['buffer']
  item 1:
    __path: ['0x4a715d0']
    number: 3
    full_name: 'irc.freenode.#weechat'

4.2.16. _nicklist

このメッセージはニックネームリストに対して巨大な更新 (グループおよびニックネームの追加/更新/変更) が行われた場合にクライアントに送られます。このメッセージには完全なニックネームリストが含まれます。

ニックネームリストに対して小さな更新が行われた場合 (例えばニックネームを 1 つだけ追加)、識別子 _nicklist_diff を含むメッセージが送信されます (以下を参照)。

hdata として送られるデータ:

名前 説明

group

char

グループの場合 1、ニックネームの場合 0

visible

char

グループおよびニックネームが表示される場合 1、それ以外は 0

level

integer

グループのレベル (ニックネームの場合 0)

name

string

グループおよびニックネームの名前

color

string

名前の色

prefix

string

プレフィックス (ニックネーム専用)

prefix_color

string

プレフィックスの色 (ニックネーム専用)

例: バッファ irc.freenode.#weechat のニックネームリスト:

id: '_nicklist'
hda:
  keys: {'group': 'chr', 'visible': 'chr', 'level': 'int', 'name': 'str', 'color': 'str',
         'prefix': 'str', 'prefix_color': 'str'}
  path: ['buffer', 'nicklist_item']
  item 1:
    __path: ['0x4a75cd0', '0x31e95d0']
    group: 1
    visible: 0
    level: 0
    name: 'root'
    color: None
    prefix: None
    prefix_color: None
  item 2:
    __path: ['0x4a75cd0', '0x41247b0']
    group: 1
    visible: 1
    level: 1
    name: '000|o'
    color: 'weechat.color.nicklist_group'
    prefix: None
    prefix_color: None
  item 3:
    __path: ['0x4a75cd0', '0x4a60d20']
    group: 0
    visible: 1
    level: 0
    name: 'FlashCode'
    color: '142'
    prefix: '@'
    prefix_color: 'lightgreen'
  item 4:
    __path: ['0x4a75cd0', '0x4aafaf0']
    group: 1
    visible: 1
    level: 1
    name: '001|v'
    color: 'weechat.color.nicklist_group'
    prefix: None
    prefix_color: None
  item 5:
    __path: ['0x4a75cd0', '0x4a48d80']
    group: 1
    visible: 1
    level: 1
    name: '999|...'
    color: 'weechat.color.nicklist_group'
    prefix: None
    prefix_color: None
  item 6:
    __path: ['0x4a75cd0', '0x4a5f560']
    group: 0
    visible: 1
    level: 0
    name: 'test'
    color: 'weechat.color.chat_nick_self'
    prefix: ' '
    prefix_color: ''

4.2.17. _nicklist_diff

WeeChat バージョン 0.4.1 以上で利用可。

このメッセージはニックネームリストに対して小さな更新 (グループおよびニックネームの追加/更新/変更) が行われた場合にクライアントに送られます。このメッセージにはニックネームリストの差分が含まれます (古いニックネームリストと新しいニックネームリストの差分)。

hdata として送られるデータ:

名前 説明

_diff

char

差分の種類 (下を参照)

group

char

グループの場合 1、ニックネームの場合 0

visible

char

グループおよびニックネームが表示される場合 1、それ以外は 0

level

integer

グループのレベル (ニックネームの場合 0)

name

string

グループおよびニックネームの名前

color

string

名前の色

prefix

string

プレフィックス (ニックネーム専用)

prefix_color

string

プレフィックスの色 (ニックネーム専用)

_diff のとりうる値:

  • ^: 親グループ: これの後に続くグループまたはニックネームに関する操作はこのグループに対して行う

  • +: このグループおよびニックネームを親グループに追加

  • -: このグループおよびニックネームを親グループから削除

  • *: このグループおよびニックネームを親グループで更新

例: ニックネーム master000|o (IRC チャンネルのチャンネルオペレータ) グループに追加、ニックネーム nick1nick2999|…​ に追加 (IRC チャンネルの一般ユーザ):

id: '_nicklist_diff'
hda:
  keys: {'_diff': 'chr', 'group': 'chr', 'visible': 'chr', 'level': 'int', 'name': 'str',
         'color': 'str', 'prefix': 'str', 'prefix_color': 'str'}
  path: ['buffer', 'nicklist_item']
  item 1:
    __path: ['0x46f2ee0', '0x343c9b0']
    _diff: 94 ('^')
    group: 1
    visible: 1
    level: 1
    name: '000|o'
    color: 'weechat.color.nicklist_group'
    prefix: None
    prefix_color: None
  item 2:
    __path: ['0x46f2ee0', '0x47e7f60']
    _diff: 43 ('+')
    group: 0
    visible: 1
    level: 0
    name: 'master'
    color: 'magenta'
    prefix: '@'
    prefix_color: 'lightgreen'
  item 3:
    __path: ['0x46f2ee0', '0x46b8e70']
    _diff: 94 ('^')
    group: 1
    visible: 1
    level: 1
    name: '999|...'
    color: 'weechat.color.nicklist_group'
    prefix: None
    prefix_color: None
  item 4:
    __path: ['0x46f2ee0', '0x3dba240']
    _diff: 43 ('+')
    group: 0
    visible: 1
    level: 0
    name: 'nick1'
    color: 'green'
    prefix: ' '
    prefix_color: ''
  item 5:
    __path: ['0x46f2ee0', '0x3c379d0']
    _diff: 43 ('+')
    group: 0
    visible: 1
    level: 0
    name: 'nick2'
    color: 'lightblue'
    prefix: ' '
    prefix_color: ''

4.2.18. _pong

WeeChat バージョン 0.4.2 以上で利用可。

このメッセージは リレー が "ping" メッセージを受信する際にクライアントに送られます。

文字列として送られるデータ: "ping" メッセージで受信した引数。

クライアントは応答時間を測定し、応答時間が長い場合は切断することを推奨します。

4.2.19. _upgrade

WeeChat バージョン 0.3.8 以上で利用可。

このメッセージは WeeChat がアップグレード処理を始める際にクライアントに送られます。

メッセージにデータは含まれません。

クライアントは WeeChat との同期を中止するか (desync コマンドを送信)、WeeChat から切断することを推奨します (これはアップグレードの後はすべてのポインタが変わるからです)。

WeeChat のアップグレード中、ソケットは開いたままです (ただし SSL を使っている場合は閉じられます)。

4.2.20. _upgrade_ended

WeeChat バージョン 0.3.8 以上で利用可。

このメッセージは WeeChat がアップグレード処理を終えた際にクライアントに送られます。

メッセージにデータは含まれません。

クライアントは WeeChat との同期を再開することを推奨します: クライアントを開始して init 以降に送信したすべてのコマンドを再送信。

4.3. オブジェクト

オブジェクトは type と呼ばれる 3 文字で特定されます。以下の種類が使われます:

長さ

chr

符号付文字

1 バイト

int

符号付整数

4 バイト

lon

符号付長整数

1 バイト + 文字列で表現した整数の長さ

str

文字列

4 バイト + 文字列の長さ (最後の \0 を含まない)

buf

バッファのバイト数

4 バイト + データの長さ

ptr

ポインタ

1 バイト + 文字列で表現したポインタの長さ

tim

時間

1 バイト + 文字列で表現した時間の長さ

htb

ハッシュテーブル

可変

hda

hdata の内容

可変

inf

インフォ: 名前 + 内容

可変

inl

インフォリストの内容

可変

arr

オブジェクトの配列

3 バイト (型) + オブジェクトの数 + データ

4.3.1. 符号付文字

1 つの符号付文字は 1 バイトとして保存されます。

例:

┌────┐
│ 41 │ ────► 65 (0x41: "A")
└────┘

4.3.2. 符号付整数

1 つの符号付整数は 4 バイトとして保存され、ビッグエンディアン書式でエンコードされています (データは上位バイトを先頭にして並べられています)。

範囲: -2147483648 から 2147483647。

例:

┌────┬────┬────┬────┐
│ 00 │ 01 │ E2 │ 40 │ ────► 123456
└────┴────┴────┴────┘

┌────┬────┬────┬────┐
│ FF │ FE │ 1D │ C0 │ ────► -123456
└────┴────┴────┴────┘

4.3.3. 符号付長整数

1 つの符号付長整数は文字列としてエンコードされています、文字列の長さは 1 バイトで表現されています。

範囲: -9223372036854775808 から 9223372036854775807。

例:

┌────╥────┬────┬────┬────┬────┬────┬────┬────┬────┬────┐
│ 0A ║ 31 │ 32 │ 33 │ 34 │ 35 │ 36 │ 37 │ 38 │ 39 │ 30 │ ────► 1234567890
└────╨────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┘
 └──┘ └───────────────────────────────────────────────┘
length '1'  '2'  '3'  '4'  '5'  '6'  '7'  '8'  '9'  '0'

┌────╥────┬────┬────┬────┬────┬────┬────┬────┬────┬────┬────┐
│ 0B ║ 2D │ 31 │ 32 │ 33 │ 34 │ 35 │ 36 │ 37 │ 38 │ 39 │ 30 │ ────► -1234567890
└────╨────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┘
 └──┘ └────────────────────────────────────────────────────┘
length '-'  '1'  '2'  '3'  '4'  '5'  '6'  '7'  '8'  '9'  '0'

4.3.4. 文字列

1 つの文字列はその長さ (4 バイト表現した整数) + 文字列の内容 (最後の \0 を除く) で表現されています。

例:

┌────┬────┬────┬────╥────┬────┬────┬────┬────┐
│ 00 │ 00 │ 00 │ 05 ║ 68 │ 65 │ 6C │ 6C │ 6F │ ────► "hello"
└────┴────┴────┴────╨────┴────┴────┴────┴────┘
 └─────────────────┘ └──────────────────────┘
       length         'h'  'e'  'l'  'l'  'o'

空文字列を表現するには長さをゼロにしてください:

┌────┬────┬────┬────┐
│ 00 │ 00 │ 00 │ 00 │ ────► ""
└────┴────┴────┴────┘
 └─────────────────┘
       length

NULL 文字列 (C 言語の NULL ポインタ) を表現するにはの長さを -1 にしてください:

┌────┬────┬────┬────┐
│ FF │ FF │ FF │ FF │ ────► NULL
└────┴────┴────┴────┘
 └─────────────────┘
       length

4.3.5. バッファ

文字列と同じ書式; 内容は単純なバイトの配列。

4.3.6. ポインタ

1 つのポインタは文字列 (16 進数) としてエンコードされています、文字列の長さは 1 バイトで表現されています。

例:

┌────╥────┬────┬────┬────┬────┬────┬────┬────┬────┐
│ 09 ║ 31 │ 61 │ 32 │ 62 │ 33 │ 63 │ 34 │ 64 │ 35 │ ────► 0x1a2b3c4d5
└────╨────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┘
 └──┘ └──────────────────────────────────────────┘
length '1'  'a'  '2'  'b'  '3'  'c'  '4'  'd'  '5'

NULL ポインタを表現するには長さを 1 で値を 0 にしてください:

┌────╥────┐
│ 01 ║ 00 │ ────► NULL (0x0)
└────╨────┘
 └──┘ └──┘
length  0

4.3.7. 時間

1 つの時間 (秒数) は文字列としてエンコードされています、文字列の長さは 1 バイトで表現されています。

例:

┌────╥────┬────┬────┬────┬────┬────┬────┬────┬────┬────┐
│ 0A ║ 31 │ 33 │ 32 │ 31 │ 39 │ 39 │ 33 │ 34 │ 35 │ 36 │ ────► 1321993456
└────╨────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┴────┘
 └──┘ └───────────────────────────────────────────────┘
length '1'  '3'  '2'  '1'  '9'  '9'  '3'  '4'  '5'  '6'

4.3.8. ハッシュテーブル

1 つのハッシュテーブルにはキーの種類、値の種類、ハッシュテーブルに含まれる要素の数 (1 バイト表現の整数)、要素のキーと値が含まれています。

┌───────────┬─────────────┬───────╥───────┬─────────╥─────╥───────┬─────────┐
│ type_keys │ type_values │ count ║ key 1 │ value 1 ║ ... ║ key N │ value N │
└───────────┴─────────────┴───────╨───────┴─────────╨─────╨───────┴─────────┘

例:

┌─────┬─────┬───╥──────┬─────╥──────┬─────┐
│ str │ str │ 2 ║ key1 │ abc ║ key2 │ def │ ────► { 'key1' => 'abc',
└─────┴─────┴───╨──────┴─────╨──────┴─────┘         'key2' => 'def' }
 └───┘ └───┘ └─┘ └──────────┘ └──────────┘
 type  type count   item 1       item 2
 keys values

4.3.9. hdata

1 つの hdata には hdata 名を含むパス、キーのリスト、オブジェクトセットの数、オブジェクトセット (ポインタのパス、オブジェクト) が含まれています。

┌────────┬──────┬───────╥────────┬─────────────────────╥──
│ h-path │ keys │ count ║ p-path │ value 1 ... value N ║ ...
└────────┴──────┴───────╨────────┴─────────────────────╨──

   ──╥────────┬─────────────────────╥─────┐
 ... ║ p-path │ value 1 ... value N ║ ... │
   ──╨────────┴─────────────────────╨─────┘
  • h-path (文字列): hdata にアクセスする際に使うパス (例: buffer/lines/line/line_data); 返される hdata はパスの最後の要素です

  • keys (文字列): key:type のリスト (コンマ区切り) を含む文字列、例: number:int,name:str

  • count (文字列): オブジェクトセットの数

  • p-path: オブジェクトへのポインタを含むパス (ポインタの数はパスに含まれる要素の数)

  • values: 値のリスト (値の数は hdata で返されるキーの数)

2 つのバッファ (weechat コアと freenode サーバ) と 2 つのキー (numberfull_name) を持つ hdata の例:

# コマンド
hdata buffer:gui_buffers(*) number,full_name

# 応答
┌────────┬──────────────────────────┬───╥──
│ buffer │ number:int,full_name:str │ 2 ║ ...
└────────┴──────────────────────────┴───╨──
 └──────┘ └────────────────────────┘ └─┘
  h-path          keys              count

   ──╥─────────┬───┬──────────────╥─────────┬───┬────────────────────┐
 ... ║ 0x12345 │ 1 │ core.weechat ║ 0x6789a │ 2 │irc.server.freenode │
   ──╨─────────┴───┴──────────────╨─────────┴───┴────────────────────┘
      └──────────────────────────┘ └────────────────────────────────┘
               buffer 1                        buffer 2

コアバッファの行を含む hdata の例:

# コマンド
hdata buffer:gui_buffers(*)/lines/first_line(*)/data

# 応答
┌─────────────────────────────┬─────┬────╥──
│ buffer/lines/line/line_data │ ... │ 50 ║ ...
└─────────────────────────────┴─────┴────╨──
 └───────────────────────────┘ └───┘ └──┘
      h-path (hdata names)     keys  count

   ──╥───────────┬───────────┬───────────┬───────╥──
 ... ║ 0x23cf970 │ 0x23cfb60 │ 0x23d5f40 │ ..... ║ ...
   ──╨───────────┴───────────┴───────────┴───────╨──
      └─────────────────────────────────┘ └─────┘
               p-path (pointers)          objects
      └─────────────────────────────────────────┘
                         line 1

   ──╥───────────┬───────────┬───────────┬───────╥──────────────┐
 ... ║ 0x23cf970 │ 0x23cfb60 │ 0x23d6110 │ ..... ║ ............ │
   ──╨───────────┴───────────┴───────────┴───────╨──────────────┘
      └─────────────────────────────────┘ └─────┘
               p-path (pointers)          objects
      └─────────────────────────────────────────┘ └────────────┘
                         line 2                     lines 3-50

ニックネームリストを含む hdata の例:

# コマンド
nicklist

# 応答
┌───────────────────┬──
│ buffer/nick_group │ ...
└───────────────────┴──
 └─────────────────┘
        h-path

   ──╥───────────────────────────────────────────────────────────┬────╥──
 ... ║ group:chr,visible:chr,name:str,color:str,prefix:str,(...) │ 12 ║ ...
   ──╨───────────────────────────────────────────────────────────┴────╨──
      └─────────────────────────────────────────────────────────┘ └──┘
                                 keys                             count

   ──╥─────────┬─────────┬───┬───┬──────┬─┬─┬─┬───╥──
 ... ║ 0x12345 │ 0x6789a │ 1 │ 0 │ root │ │ │ │ 0 ║ ...
   ──╨─────────┴─────────┴───┴───┴──────┴─┴─┴─┴───╨──
      └─────────────────┘ └──────────────────────┘
             p-path               objects
      └──────────────────────────────────────────┘
                  group (nicklist root)

   ──╥─────────┬─────────┬───┬───┬───────┬─┬─┬─┬───╥──
 ... ║ 0x123cf │ 0x678d4 │ 1 │ 0 │ 000|o │ │ │ │ 1 ║ ...
   ──╨─────────┴─────────┴───┴───┴───────┴─┴─┴─┴───╨──
      └─────────────────┘ └───────────────────────┘
             p-path                objects
      └───────────────────────────────────────────┘
                    group (channel ops)

   ──╥─────────┬─────────┬───┬───┬──────────┬──────┬───┬────────────┬───╥──
 ... ║ 0x128a7 │ 0x67ab2 │ 0 │ 1 │ ChanServ │ blue │ @ │ lightgreen │ 0 ║ ...
   ──╨─────────┴─────────┴───┴───┴──────────┴──────┴───┴────────────┴───╨──
      └─────────────────┘ └────────────────────────────────────────────┘
             p-path                          objects
      └────────────────────────────────────────────────────────────────┘
                               nick (@ChanServ)

空の hdata の例 (WeeChat のホットリストが空の場合):

# コマンド
hdata hotlist:gui_hotlist(*)

# 応答
┌────────┬────────┬───┐
│ (NULL) │ (NULL) │ 0 │
└────────┴────────┴───┘
 └──────┘ └──────┘ └─┘
  h-path    keys  count

4.3.10. インフォ

1 つの インフォ は名前と値を含んでいます (両方とも文字列)。

┌──────┬───────┐
│ name │ value │
└──────┴───────┘
  • name (文字列): インフォの名前

  • value (文字列): 値

version インフォの例:

┌─────────┬───────────────────┐
│ version │ WeeChat 0.3.7-dev │
└─────────┴───────────────────┘

4.3.11. インフォリスト

1 つの インフォリスト は名前、要素の数、要素 (変数のセット) を含んでいます。

┌──────┬───────╥────────╥─────╥────────┐
│ name │ count ║ item 1 ║ ... ║ item N │
└──────┴───────╨────────╨─────╨────────┘

要素とは:

┌───────╥────────┬────────┬─────────╥─────╥────────┬────────┬─────────┐
│ count ║ name 1 │ type 1 │ value 1 ║ ... ║ name N │ type N │ value N │
└───────╨────────┴────────┴─────────╨─────╨────────┴────────┴─────────┘
  • name (文字列): インフォリストの名前 (bufferwindowbar、…​)

  • count (整数): 要素の数

  • item:

    • count: 要素に含まれる変数の数

    • name: 変数の名前

    • type: 変数の型 (intstr、…​)

    • value: 変数の値

2 つのバッファ (weechat コアと freenode サーバ) を持つインフォリストの例:

# コマンド
infolist buffer

# 応答
┌────────┬───╥────┬─────────┬─────┬─────────┬─────╥──
│ buffer │ 2 ║ 42 │ pointer │ ptr │ 0x12345 │ ... ║ ...
└────────┴───╨────┴─────────┴─────┴─────────┴─────╨──
 └──────┘ └─┘ └──────────────────────────────────┘
   name  count              item 1

   ──╥────┬─────────┬─────┬─────────┬─────┐
 ... ║ 42 │ pointer │ ptr │ 0x6789a │ ... │
   ──╨────┴─────────┴─────┴─────────┴─────┘
      └──────────────────────────────────┘
                    item 2

4.3.12. 配列

1 つの配列は型 (3 バイト) + オブジェクトの数 (4 バイト表現の整数) + データからなります。

2 つの文字列を持つ配列の例:

┌─────╥────┬────┬────┬────╥────┬────┬────┬────╥──
│ str ║ 00 │ 00 │ 00 │ 02 ║ 00 │ 00 │ 00 │ 03 ║ ...
└─────╨────┴────┴────┴────╨────┴────┴────┴────╨──
 └───┘ └─────────────────┘ └─────────────────┘
 type   number of strings        length

   ──╥────┬────┬────╥────┬────┬────┬────╥────┬────┐
 ... ║ 61 │ 62 │ 63 ║ 00 │ 00 │ 00 │ 02 ║ 64 │ 65 │ ────► [ "abc", "de" ]
   ──╨────┴────┴────╨────┴────┴────┴────╨────┴────┘
      └────────────┘ └─────────────────┘ └───────┘
       'a'  'b'  'c'       length         'd'  'e'

3 つの整数を持つ配列の例:

┌─────╥────┬────┬────┬────╥────┬────┬────┬────╥──
│ int ║ 00 │ 00 │ 00 │ 03 ║ 00 │ 00 │ 00 │ 7B ║ ...
└─────╨────┴────┴────┴────╨────┴────┴────┴────╨──
 └───┘ └─────────────────┘ └─────────────────┘
 type   number of integers      123 (0x7B)

   ──╥────┬────┬────┬────╥────┬────┬────┬────┐
 ... ║ 00 │ 00 │ 01 │ C8 ║ 00 │ 00 │ 03 │ 15 │ ────► [ 123, 456, 789 ]
   ──╨────┴────┴────┴────╨────┴────┴────┴────┘
      └─────────────────┘ └─────────────────┘
          456 (0x1C8)         789 (0x315)

NULL 配列:

┌─────╥────┬────┬────┬────┐
│ str ║ 00 │ 00 │ 00 │ 00 │ ────► NULL
└─────╨────┴────┴────┴────┘
 └───┘ └─────────────────┘
 type   number of strings

5. 典型的なセッション

    ┌──────────────┐                  ┌────────┐                  ┌─────────┐
    │ クライアント ├ ─(ネットワーク)─ ┤ リレー ├──────────────────┤ WeeChat │
    └──────────────┘                  └────────┘                  └─────────┘
         ║                                 ║                           ║
         ╟───────────────────────────────► ║                           ║
         ║ ソケットをオープン              ║ クライアントを追加        ║
         ║                                 ║                           ║
         ╟───────────────────────────────► ║                           ║
         ║ cmd: init password=xxx,...      ║ クライアントを初期化/許可 ║
         ║                                 ║                           ║
         ╟───────────────────────────────► ║                           ║
         ║ cmd: hdata buffer ...           ╟─────────────────────────► ║
         ║      sync ...                   ║ hdata の要求              ║ hdata
         ║                                 ║                           ║ の値を読み出し
         ║                                 ║ ◄─────────────────────────╢
         ║ ◄───────────────────────────────╢                     hdata ║
バッファ ║                 msg: hda buffer ║                           ║
  を作成 ║                                 ║                           ║
         ║            ........             ║           ........        ║
         ║                                 ║                           ║
         ╟───────────────────────────────► ║                           ║
         ║ cmd: input ...                  ╟─────────────────────────► ║
         ║                                 ║ バッファにデータを送信    ║ バッファに
         ║                                 ║                           ║ データを送信
         ║            ........             ║           ........        ║
         ║                                 ║                           ║ シグナル
         ║                                 ║ ◄─────────────────────────╢ の受信
         ║ ◄───────────────────────────────╢              シグナル XXX ║ (リレー
バッファ ║          msg: id: "_buffer_..." ║                           ║ がフック)
  を更新 ║                                 ║                           ║
         ║            ........             ║           ........        ║
         ║                                 ║                           ║
         ╟───────────────────────────────► ║                           ║
         ║ cmd: ping ...                   ║                           ║
         ║                                 ║                           ║
         ║ ◄───────────────────────────────╢                           ║
    応答 ║            msg: id: "_pong" ... ║                           ║
    時間 ║                                 ║                           ║
  を計測 ║            ........             ║           ........        ║
         ║                                 ║                           ║
         ╟───────────────────────────────► ║                           ║
         ║ cmd: quit                       ║ クライアントを切断        ║
         ║                                 ║                           ║